東京三菱銀行との闘い


通  知  書

(平成8年1月11日)


早川弁護士(崇仁協議会)から宮崎弁護士(東京三菱銀行)への通知書

通知書 平成8年1月11日

宮崎総合法律事務所 弁護士 宮崎乾朗 先生

弁護士 早川晴雄


 先ず、迎春にあたり、先生の御健勝と御活躍を祈念致します。  さて、先生と小職との相互の連絡は、当面、原則として署名に拠るとの御指摘がありましたので、昨年末12月26日、FAX送信をもって、事案の解決沈静化のための手立てについての新たな御意を得たい旨のお願いを致したところであります。

 しかるところ、年明けの一昨日、伊藤社長から小職に電話があり、先生から同社長宛に、先生への依頼人銀行の過去の事務処理における具体的な疑問点をば、小職や地域住民代表とも相談の上、早急に書面をもって提出すべしとの御指示があったので、小職から先生にこれが対応をされたい旨依頼して参りました。

 そこで、解決沈静化に役立つならばと存じ、早急に先生の御支持どおり可及的速やかに対応することが至当との思料のもと、伊藤社長や住民代表等の意見を加味しまして、下記のとおり、取り敢えず、疑問点のうち具体的なもの数点についての骨子を披瀝致しますので、先生の御理解と御善処を期待しつつ、取り急ぎ(各地の降雪による交通異常を考慮して)FAX送信仕ります。



1.藤井本人に帰属する仮名口座とされている9口の口座の開設及び利用に関する藤井本人の承諾ないしは確認の書面をば、銀行は、当該本人から徴求・保有していないのは、何故か。

2.昭和63年11月上旬の日午後7時過ぎ、銀行出町支店の北方約100m弱に在る小公園の中で、(高谷泰一郎こと)高谷泰三運転に係る第三者同乗(後部座席)の乗用車内部全部座席において、当該支店の木戸副支店長から高谷に対し巨額の現金払い戻しのため手交したという事実は、銀行業務としては異常な行為であると思わざるを得ないが、如何なる特段の事情によるものか。

3.同年11月中旬の日午前11時過ぎ、高谷方において、高谷の依頼を受けていた第三者が部屋の掃除中、たまたま掃除機が当たっても微動だにしないダンボール箱があったので、不審に思いその蓋を開けたところ、数億の紙幣がりぎっしりと格納されているのを現認したが、高谷自身にそのような高額の現金を占有ないし所有する能力有りとは到底考えられないことで、これは銀行から払い戻しを受けたとしか考えられず、上記2.の事実などに徴すれば、木戸副支店長も、当然、その異常さに気づいていたのではないか。

4.いずれも同じ額面金額78億7千56万円の銀行統一手形用紙による約束手形の写3通(1通は、訴訟の相手方から裁判所に証拠として提出されたもの、他の1通は銀行から伊藤社長を介して藤井本人が交付を受けたもの、さらに1通は上記手形に関連する民事訴訟につき藤井の代理人であった瀬戸康富弁護士から藤井本人が交付を受けたものに)は、銀行から手形用紙の交付を受けることによって振り出されたもので、それらの支払い期日・名宛人・支払地・支払場所・振出日・振出人などの記載は同一で、同一の手形の写のはずでありながら、各写を比較すれば一見して形式的相違点のあることが明らかで、同一物の写ではないと認められる。

 このような奇異な事態が見られるのは、銀行の統一手形用紙の交付に際しての特段の事情があったのではないか。